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美しいものだけを見ていたい。

アイドルとジャニーズとWaT

STAND BY ME 〜増田貴久は、戦うのをやめてもいいんだ。〜


正直、増田貴久がそこまでドームにこだわる理由がわかりませんでした。NEWSの参加型ライブならアリーナ規模の方が面白いし、ドームだと音質などの面でも制約が多い。NEWSはアリーナが似合うグループだと思っていた私は、なんでわざわざドームに?という感じでした。そしてそれを勝手に解釈してまっすーは、テゴマスとの線引きをするためにNEWS、ドームにこだわるんだと思っていました。




しかし、違いました。
一万字読んだあと、なにか腑に落ちるものがあったんです。そして、増田貴久の今を見ると少し苦しくなります。

ドームとは。

増田貴久は昔のNEWSと戦っているのではないか。他の3人(手越はわからないけど)は、今のNEWSを昔のNEWSの延長線上と捉えている。つまり、ドームに立てていた過去のNEWSは、『越えなければならない』壁だ。しかし、増田は違う。昔と今のNEWSを別に見ている。もしかしたら、彼の中で昔のNEWSは9、8、7、6人のそれぞれでまだ続いているのかもしれない。彼らは、増田が考えるNEWSにとって負けられないライバル。だから、ドームにこだわった。

NEWSはかつてドームに普通に立てる時代があった。そして、それを私たちが簡単には見に行けない時代があった。それが当たり前だった。しかし、4人のNEWSはそれを許されなかった。予期していた現実にひどく傷ついた思い出がある。増田はそれを懸念し、また自身も敗北感を味わったのではないだろうか。だから、勝つためにドームにこだわった。ライバルなのだから同じスタートラインに立たなければ意味がない。10周年。増田は同じラインに立った新しいNEWSをようやくスタートさせた。

前を向く増田貴久がいてよかった。全てを愛し、全てを恨み、全てを大切にするのが増田貴久でよかった。傷つくのではなく、冷静に考え、自分たちの力で最短距離で6人の頃と同じラインに立てる道を考えた増田貴久がNEWSにいてよかった。感情に流されず、曲とファンを大事にするために、準備期間を持とうという増田貴久がいてよかった。と、同時に頑固な増田が諦めるしかなかった未来にまた胸が痛む。


増田貴久は、NEWSがドームに立てたあの日から、五大ドームを目標に掲げた。それは6人が見れなかった景色。しかし、着実に近づいていた景色でもあった。きっと、彼らがもう2年コンスタントな活動を続ければ10周年で見れたであろう景色。増田はそこを追い求める。



今を幸せと思っているNEWSの他のメンバーとは一線を介す増田の情熱がいつか燃え尽きてしまうのではないか。


私はそんな風に感じてしまう。というか、テゴマスとコヤシゲの温度差を最近少し感じている。戦うのをやめてはどうか。6人に囚われすぎてはないか。孤独な戦いは自分を追い詰めるだけだ。


全てを受け入れ全てを壊し全て、一からやり直し、それでもなお楽曲を引き継ごうとした増田貴久のNEWSへの愛。そして、たくさんの涙。全てはもう伝わっているから、



一人で戦うのをやめてはみないか。



前編終わり