読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

美しいものだけを見ていたい。

アイドルとジャニーズとWaT

NO MORE PAINというKAT-TUN史上最高傑作

KAT-TUN concert 上田竜也 亀梨和也 中丸雄一 田口淳之介


KAT-TUN史上最高傑作のコンサートはKAT-TUN World Tour 2010「NO MORE PAIN」だ。

私は今回のquarterコンサート以外全てのコンサートを生もしくはDVDで見た。その中でもNO MORE PAIN(以降NMP)は、素晴らしい出来だ。コンサートとしてのクオリティもさることながら、ここからKAT-TUNの何かが変わったような気がする。


2010年。KAT-TUN結成から4年。GoingのリリースなどはたからみていてもKAT-TUNはなにか変わろうとしていた年だと思う。そして、KAT-TUNは『5周年』という言葉をよく発していたことを記憶している。9年目に10周年を見越して作られたコンサートquarterは素晴らしく美しかったと聞く。つまりNMPコンを回っていたKAT-TUNは来年に向けて着実に力をつけ何かを変えようとしていた。5周年のAnniversary公演が無かったのが悔やまれるが、私はそんな面持ちで行われたコンサートに勝てるのは、quarterもしくは10周年記念コンサートだけではないかと思う。


ならばどこが素晴らしいのか。

照明は人を照らすものではない。

KAT-TUNのハイクオリティの照明技術は、このコンサートから格段に上がったと思う。人を照らすだけではなく、照明に意味を持たせることでステージに深みを持たせ、またDVDをいつ見ても新しい発見があるような作りになっている。



なによりこいつがいい仕事している。

この鉄パイプのようなアルミっぽいこいつが(表現の仕方がわからない)照明に照らされて色づくたびにまた違う装いを見せ、表現の幅を広げる。


たとえば
上半身裸で聖が太鼓を叩く熱いシーンでは、どくどくと流れる血液を表していたり


RESCUEでは、普通なら赤に染め上げて仕舞えばいいステージをわざと青にし

そこに炎を炊くことでステージの照明は消火するため水を表す。ここで注目して欲しいのは、上田くんの手。全てが計画されているKAT-TUNだからこそ自分たちが炎を出していて、後ろから消火の水に襲われそうな雰囲気を出すことができる。


FALL DOWNの降臨から

ソロをはじめとして

息つく間もないステージ演出と、数え切れないほどの照明の数。comeHereで大成したKAT-TUNの照明技術のはじまりはここにある。


そして、もう一つ

挑戦の楽曲

Going!もそうだが、私はその前の作品Love your self〜君が嫌いな君が好き〜そしてカップリングのTHE D-MOTIONこそKAT-TUNにとって挑戦的な楽曲で、その挑戦が成功したからこそ今のKAT-TUNがあると思う。

KAT-TUNといえばロック。そんなイメージがついていた当時、Love your selfのような少しメロウな楽曲は異端だった。そして、もう一つの楽曲THE D-MOTIONはアイドルとしても珍しいクラブミュージックの楽曲だったと思う。しかし、KAT-TUNがこの2曲を出したおかげでKAT-TUNのコンサートの照明に『ピンク』という新しい色が増えた。

ピンクと青という一件合わない色を組み合わせることで80年代のディスコのような雰囲気を醸し出し、KAT-TUNの表現力はそこにぴったりとハマった。実に美しい。

このディスコ調であったり、メロウな雰囲気の楽曲はシングルでは少なかったもののその後もアルバム楽曲として何曲か発表された。そしてこの挑戦の結果がquarterコンサートのdigitalのコーナーを作ることになる。きっとその2曲が無ければこのコーナーはできなかったであろうし、KAT-TUNの楽曲の幅という面でも思いもよらない広がりを見せてくれた。

まとめ

4周年。苦い部分ももどかしい部分も多かっただろうこのコンサート。しかし、最高のものを見せ、多分誰もが5周年を期待していただろう。できなかった5周年。KAT-TUNの中で10周年へのこだわりの一部分にそれがあるのならば、KAT-TUNはきっとKAT-TUN史上最高を更新する素晴らしいコンサートを見せてくれるだろう。



おわり。