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美しいものだけを見ていたい。

アイドルとジャニーズとWaT

世代とはこれほどまでに見せる顔を変えるのか〜J-FRIENDS、You&J、そして……〜


世代とはこれほどまでに見せる顔を変えるのか。〜J-FRIENDS、You&J、そして…〜 - 美しいものだけを見ていたい。

世代とはこれほどまでに見せる顔を変えるのか〜J-FRIENDS、You&J、そして…〜② - 美しいものだけを見ていたい。

Part3〜新しいアイドル像〜

参加グループ

1994年デビュー 平均年齢 40.4歳

  • V6

1995年デビュー 平均年齢 38.5歳

1997年デビュー 平均年齢 36歳


かつてアイドルはみんなのものだった。


デビューして20年近くずっと走ってきたこの3グループを総称してJ-FRIENDSということがある。阪神淡路大震災のときにチャリティー企画として結成されたユニットの名だ。その頃のアイドルはみんなのものだった。一部のファンのものではなく、テレビの前の人たち全員が歌って踊って憧れて…そんな存在だったと思う。だからこそ、彼らは今なお多くな人に愛される。

Kinki Kidsの硝子の少年。デビュー曲にしてミリオンヒットした。たしかにCDが売れた時代。アイドルがまだアイドル歌手だった時代だ。80年代のアイドルブームのセオリーを受け、90年代〜00年代へ続いていく新しいアイドル像を作り上げていくこの時代に発売され、みんなに愛されたからこそ硝子の少年は今でもお茶の間が共に盛り上がれる曲となのだと思う。その硝子の少年を、おそらくもう少年ではない2人がJr.とは言い難いジャニーズJr.(ふぉ〜ゆ〜)をバックダンサーにつけて歌い踊る。そこに歴史と変わらないなにかが感じられる。きっと様々な人が様々な思いを馳せられる曲。そこにKinki Kidsがいて歌わなければいけない。そんな運命さえ感じられた。


V6のWAになって踊ろうは、これがV6の曲だと知らない人も多いくらいに一般大衆に特に子供達に愛されている曲だ。小学校で配布される『みんなのうた』という音楽の本にも掲載されている。平均年齢38.5歳。最年長は44歳。おっさんだ。しかし、だからこそ出せる茶目っ気がV6にはある。きっとWAになって踊ろうを今でもこんなにPOPに踊れるのはV6だけだろう。
それでいて大人な6人が歌うからこそ歌詞の深さが滲み出る。子供達が歌うような溌剌なWAになって踊ろうではなく、大人だから出せる一つステップを踏んだWAになって踊ろうだった。


LOVE YOU ONLY。きっとこの曲でなくてもTOKIOは、観客のボルテージを最高潮にあげることができる。しかし、LOVE YOU ONLYを会場で歌えること、そしてお茶の間が歌っていることを想像できること。その2つだけでもTOKIOがこの曲を選んだ価値があった。LOVE YOU ONLYとTOKIOはみんなのものなのだ。TOKIOは今や本業が農業ではないか?などと言われているが、LOVE YOU ONLYを会場・視聴者が歌っている、歌える。それはかつてアイドルがみんなの憧れだったそれを彷彿とさせた。

いつだって憧れだったアイドルは、年月を経て、結婚するメンバーも現れ…しかしアイドルは、いつまでたってアイドルだった。

J-FRIENDSはいつまでたってもJ-FRIENDSだった。


これほど愛しいものは美しいものはない。