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美しいものだけを見ていたい。

アイドルとジャニーズとWaT

WaTへの諦めというか、未来への展望というか

ウエンツ瑛士 小池徹平


WaTに会ったことはなくて
WaTの小池徹平にももちろん会ったことはなくて
私が好きになったのはWaTなのに
私がみた小池徹平はいつも舞台の上で、演劇の世界に生きています。
だからこそWaTへの諦めがつかなかった。
1度でいいからWaTが見たい。そんなふうに思っていました。解散する意味もこれからもわからなくてただただどうしてと思う日々。でも今はなんとなく仕方ないな。と思うことができる。WaTがWaTを続けられなかった理由はWaTを歌えなくなったからじゃないか。と思えるようになったんです。

不安定さこそWaTの魅力?

WaTが歌えない。それは、あの19歳。20歳前半の可愛らしさを出せない。ということだと思っていた。そして、WaTの魅力の本質こそそこにある。とも考えていたのだ。しかし、今、思い返すと違う。
彼らにはいつだって不安定さとそこから生じるズレが共存していた。WaTの歌詞にはなぜか古臭さがある。しかし、2人はそんな古臭さを微塵も感じない爽やかな青年。背景にはきっとストリート時代に歌ってきたいわゆる懐メロたちへの影響があって、でも、彼らの思考は紛れもなく若者のもの。そんなズレ。
バラエティタレントと俳優がアイドルではなくシンガーソングライターとして歌う。そんなズレ。
そして、なにより歌唱という意味での不安定さ。不器用なくらい真っ直ぐで癖も少なく、テクニックを使わない。そんなハーモニーから出てくる不安定で、なのに心地よい歌唱。それこそがWaTの最大の魅力だったのだろう。

WaTデビューから10年。
かつてのバラエティタレントはMCもできて、舞台にも立つマルチタレントに成長した。
かつてのイケメン俳優はNHKドラマから東宝ミュージカルまで出演する実力派俳優に成長した。

歌もしゃべりもダンスだってうまくなった彼らは、ずっしりと構えステージに立つようになった。安定感こそ今の彼らの魅力だ。

不安定でなくなった彼らは個性を得た。

歌に癖を持ち、テクニックを使い、しかし真っ直ぐさも忘れない。彼らの解散前最後のパフォーマンスを見る度に思う。WaTはもうWaTでいなくていいんだ。と。

WaT2人での未来への展望よりも
ウエンツ瑛士として
小池徹平としての未来のほうがきっと美しく輝かしいものなのだろう。だから、もう1度見たいとは思わない。といえば嘘になるけれど今はいい。いつか。2人で立つ舞台を見たいと思うけれどそこにWaTという名前がなくてもいい。


ただそれだけ。