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美しいものだけを見ていたい。

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工藤遥好きな役ランキングBEST5!

工藤遥さんが演じた役柄すべてから好きなものBEST5をあげます。*1
今回の記事作成にあたり、簡易のソートを作成しました。ソート作成ツール

5位 寒竹藤子 <1974>

工藤遥さんの演じるなにものにでもなれる役が好きだ。彼女自身がなにものにでもなれる力を持っているような気がするからだろうか。それとも、彼女がなにものにもなれないことに私が気づいてしまったからだろうか。舞台を飛び回る姿は妖精のようで、はたまた『天使』のようで、そして、何より悪魔だ。物語を動かす起爆剤になった彼女は、リツコに一生報われない恋をさせてしまった。最後まで続くストーリーの根本にあるのは、藤子が放った「ついていい嘘もあるのではないでしょうか。」という一言。そして、このセリフを早口ながら間延びして言う。このころの工藤遥さんの台詞回しは驚くほどに早い。だから、この間延びが効果的に作用する。

4位 ファルス

きっと、彼女の人生を変えた作品なのだと思う。それほどまでに辛い役。辛さしかない役。エネルギー0を私に見せてくれたアイドルは初めてだった。そして、それを記録していてくれたことにも感謝している。『ラスボス』という表現が正しいのかはわからないが、ファルスの役回りはそれに値する。幕が降りる。最初を思い出す。あぁ、この不穏な空気はファルスがなぜか出していたラスボス感から出ていたのかと感じる。チャラ男で、病弱なのにそれが美しい。美しいとは危険なことだ。その恐ろしさを口にせずとも語っていた。これこそ、彼女の演技力が評価されるときに使われる『演技の説得力』がなす技。
その技に恋した人は私だけではないはずだ。

3位 ドリュー <ステーシーズー少女再殺歌劇ー>

なにものにもなれない役なら、忘れていけないのはドリューだ。あるがままを受け入れる少女を悲しいと思った。工藤遥さんはなにものにもなれない役が多い。しかし、その中でそれを受け入れた役柄は珍しいだろう。ドリューに爽快さを覚えた。こんなにドロドロしている演劇なのに、彼女がメインの幕もまた暗く悲しいストーリーなのに、ドリューの爆発性がそれを忘れさせる。早口でおべんちゃらを立てる姿には、スカッとした爽やかささえ感じる。だから、失恋の演技の対比が悲しい。表情の演技が光る。あるがままに受け入れているドリューに、あるがままでなくてもいいのにと涙が零れた。

2位 フロル <続・11人いる〜東の地平・西の永遠>

工藤遥さんが久しぶりに演じた女の子は女の子ではなかった。それこそ男でも女でも何者でもなれる。そんな性未分化のフロルを演じる工藤遥を生で見た。初めて生で見た工藤遥工藤遥ではなく、フロルだった。生のパワーとはいかほどか。と今、思う。
そして、演劇女子部が男を演じてきた工藤遥を数少ない女性の姿として舞台上に立たせた。それこそ禁忌。甘い蜜。フロルは不安定だ。そして、だからなにものにでもなれる。それは工藤遥そのものみたいだ。しかし、違う。工藤遥そのものでいいはずなのに、彼女は工藤遥で演技することを拒んだのだろうか。
フロルを見て工藤遥の演技への欲深さを改めて感じた。

1位 リオン<ごがくゆう>

転機となったファルスと、爆発力を持ったドリューに隠されたリオンこそが工藤遥らしさという意味での演技の真骨頂ではないかと思う。
リオンですっ!と独白するときが彼女の不明瞭な声の魅力を一番引き出せていたんではないか。そうとさえ思う。ミュージカルではない。ストレートプレイだからこそ出てくる彼女の紡ぐ言葉の美しさ。そこに魅了された。
彼女の作る音節を愛した。
その音色は心地よくはない。だから、美しい。美しいものは実に複雑なのだ。
そんなことを改めて実感させてくれた。

*1:数学女子学園を除く