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#011 ラスト演劇。


ファラオの墓開幕。
私は見に行くことができませんが、工藤遥ちゃん最後の演劇女子部。
最後の男役なのかも知れません。

振り返ってみると、演劇女子部に男役を持ってきたのはハルちゃんかもしれません。女の子だけの世界なんていくらでもあるし、いくらでも作れるはずです。そういう舞台をしてることもハロプロだってあるし、他だって……。
なのにハルちゃんはずっと男役でした。
『少年』から『男性』まで演じ分けてきました。
ときに死ねず
ときに何かを諦め
男でも女でもなかったときもあります。


ハルちゃん。
いつの間にか普通の役をしていました。


最初は起爆剤だったのに
ただの男の子を演じてました。
アイドルは誰しも特別な女の子です。
恋をできない女の子です。
そんな人がただただ異性を演じ続ける辛さを私は想像もできません。
でも工藤遥ちゃんは真ん中に立ち続けました。

最後の最後まで
そう幕が下りるまで
工藤遥ちゃんは
彼女は……彼になっています。
そこにつかうエネルギーはいかほどでしょうか。
セリフを追うのではなく
体内からセリフを紡ぐ。

ハルちゃんはずっと憑依系の俳優さんだと思っていました。
それは今もそうです。
なのに、彼女はダブルキャストを強いられました。
元来のダブルキャストとは逆の意味の。
二つの役を演じ分ける。


きっと工藤遥ちゃんは公演と公演の間にその役を抜き、また新たな役を入れ。そんな生活を送っていたのではないでしょうか。でも、今は違います。きっと。
空に浮遊することなく地に足をつけた演技は、彼女がまた1つ成長した証拠。なにかを爆発させるわけではなく、舞台の流れを読み、それを1つにする。物語を作る。そんな座長の役割を1手に担い、それは座長としては当たり前のことなのだけれど
その上2役もこなし続けています。

それはもう呪縛に近かったのではないでしょうか?
重圧と呪縛と嫉妬と羨望と……
きっとハルちゃんが演劇に出演することで出てくる負の感情。
でも、ずっとそれを見せません。
いついかなるときでも。




そんな女優工藤遥に敬意を表して